Science at Sea

オフショア続きのあと、わずかに南風が吹いたので
やはり漂着していました。

県内では、夏に大量入網していた定置もあるのですが、
漂着はあまり見かけないままでした。

ウミガメ調査の際に「エイサメなニオイ」がして、見つけました。
けっこう珍しいとされる深海性のサメですが、
ウバザメ・ラブカ・ミツクリザメなどと同様に、
トロールとかでそこそこ見かけるハズ。

ノッチが無いようだし相模湾だし、シロシュモク？
魚類骨は詳しくないのですが、
神経頭蓋とか言わなくちゃいけないのかな？

20060504湯河原町メガマウス混獲のその後ですが、
以前から3通りに申し込んでイエストもノーとも回答がなかったので、
京急油壺マリンパークでの解剖当日、直接行ってきました。
でもダメでした！

解剖は非公開クローズドなもので、報道のみ公開。
北大の仲谷先生も東海大の田中先生も県博もお断りなんですよ、
と説明を受けて大雨のなかスゴスゴ退散。

でも元海洋大の藤田先生（魚屋さん）と科博の倉持先生（イカ屋さん）は
参加できているのだ、、、、！

ヒラソウダかワカシによるものか、
波が打ち寄せるたびカタクチが
打ち上げられてゆきました。
最近イシモチ（ニベ）の類も増えてきました。

神奈川県立生命の星・地球博物館にカメを運んだとき、
20051026川崎市ホホジロザメの処理中の脊椎を拝見させていただきました。
乾燥を待つ石灰化した円柱部と、液漬け中のひとつながりの脊椎。
脊索とか、脊椎動物の歴史を感じさせるソレは興奮モノです。
やはり適度にしなって、ビヨ～ンを戻ってくるようですね。

私達の「脊索」は椎間板の繊維に囲まれたゼリーなので、
いまひとつですが、サメすごい！

７ｍほどのジンベイが入網しましたが、
近隣の水族館で買い手がつかず放流されました。

大磯町でカピカピの干物になったミズウオが落ちていました。
毎日浜を歩いてても、漏れはあるものです。

近くにあった干物化したエイ、これは黒ビールを飲みたくなるような
そそるニオイがしましたが、ミズウオは雑巾のニオイがしました。

落ちていた魚類の頭蓋骨。
アカウミガメの骨を煮たような嫌～なニオイがします。
バラムツ、アブラソコムツ、アブラボウズとかのワックス系の魚かな？

福浦の定置網で20060501に混獲、しばらく生きていたが
20060504に死亡確認し福浦港で引き上げられ、
三浦半島で冷凍中！