22日13時に海上保安庁の三管区地域航行警報39号で「御前埼北方において、くじらの死骸(長さ約4メートルから6メートル)が漂流しています。」と配信されました。22日の夕方には、20日に御前崎沖で漂流しているザトウクジラ死骸の目撃談を把握しました。そこで、クジラ2頭はどうなったのか・2頭は同一個体なのかを確かめる為に23日に確認に向かいました。
結果はザトウクジラ、未成熟メス、体長約8.8m、いつもの1歳前後のチビッ子でした。特に外傷は無く、2014年の茨城県鹿嶋市ザトウクジラ漂着のようにゲッソリ削痩もしていませんでした。聞き込みと写真の照合で、20日と22日の漂流クジラは本個体と同一である事も確認できました。
驚いた事に行政ではクジラ漂着について把握しておらず、僕が第一発見者で通報者になってしまいました。
2005年からの約10年間で茨城県から静岡県にかけて、13頭のザトウクジラの漂着を確認しています。
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