2013年の神奈川県でのウミガメ多数漂着について

2013年は4月末からウミガメ漂着ラッシュが始まり、
9月まで続きました。
結局12月2日に漂着ウミガメ解剖調査頭数は111頭に達し、
これは過去5年間の年間値の1.3倍~2.4倍の値になります。
大きさ・種・漂着場所・死因などの傾向には著変はなく、
増加分のほとんどは未成熟のアカウミガメによるものでした。
定置網などのウミガメの死亡要因が増えた訳ではないので、
来遊するウミガメの数が多かった事がそのまま漂着死骸の増加に
繋がったのではないか?と推察しています。

過去の漂着ウミガメ解剖調査頭数
 2008年:65頭
 2009年:83頭
 2010年:82頭
 2011年:47頭
 2012年:46頭
 2013年:111頭
 2014年:71頭
また、漂流情報は漂着個体との同一性をチェックせねばカウント不能ですし、
ズタボロの破片の漂着なども、調査済み個体との同一性チェックが必要です。
従って、値の大小には下記の関係性が存在します。
ストランディング事例・情報数 > 漂着頭数 > 解剖調査頭数

2013ウミガメs

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