20100728小田原市アカウミガメ漂着
2010 年 7 月 28 日 水曜日27日に神奈川県立生命の星・地球博物館から連絡をいただき、
28日に解剖調査し、処理は小田原市でなさるそうなのでお任せしてきました。
種:アカウミガメ
直甲長:81.3cm
性別:メス成熟(体腔に有殻卵x3、残存していた壁側卵管は空。)
東京新聞TOKYO Webでの記事は
事実と異なっており、記事のような印象を流布されるのは困るので、
単純な数字と用語の違い以外の問題点を書いておきます。
1. 連絡は私個人に来たものであり、解剖調査も常日頃と同じく
自腹の個人活動で行いました。
2. この個体は海上か海中で死亡し、死骸が風と潮で浜に漂着したと思われます。
砂浜で産卵中に死亡した可能性はごく低いです。
3. 21日から相模湾内での潮流が早かったため、この個体が小田原市での
産卵個体とは別個体である可能性は高いです。
4. 死因は強度腐敗のために不明ですが、心疾患・飢餓など栄養不良
・単純外傷の可能性はごく低いです。
5. 貴重種でなければ標本を残さなくても良い、という事は決してありません。
私は私個人の労力と資金の及ぶ限り、ありふれた生物でも貴重な生物でも、
標本とデータを残しています。


